NO.26 茶通箱(茶桶箱)ってこんなの

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  • Опубликовано: 20 окт 2024
  • もとは抹茶を持ち運ぶ通い箱だったものを利休が点前に用いたのが始まりだとか。
    現在では二種の濃茶を客にもてなす時の点前に用いる箱だったり、
    珍しい茶や、客から茶を貰った時に、
    亭主が用意の茶と、客から到来の茶、
    との二種類の濃茶を点てる点前に用いる箱だったりするみたいです。
    後者の場合は棚を用いるようです。
    利休形茶通箱は、用材が桐で寸法は大小伝えられているそうですが、
    いずれも薬籠蓋になっているとのこと。
    ちなみに薬籠蓋というのは、
    器物の身の内側に立ち上がりを作り、
    蓋をすると身と蓋の境目が同じ高さになって、
    表面が平らに重なる蓋のことを言うとか。
    名前の由来は、身の内側の立ち上がりに蓋がぴったりとハマるため密閉性が高く、
    薬籠や印籠に見られることからだとか。
    印籠蓋とも言うようです。
    茶通箱には、
    「利休形茶通箱」「利休形三つ入茶通箱」
    「利休形桟蓋茶通箱」「元伯好三つ入茶通箱」、
    表千家の「原叟好茶通箱」「原叟好挽溜茶桶箱」「如心斎好桟蓋茶通箱」、
    裏千家の「仙叟好二方桟蓋茶桶箱」「玄々斎好出合桟蓋茶通箱」
    などがあるそうです。
    また、桐木地のほかにも一閑、菊置上、溜塗なんかがあるようです。
    茶通箱の蓋には、利休形は野郎(薬籠)蓋、
    仙叟好は桟蓋、玄々斎好は出会桟があるみたいです。
    立花実山著『南方録』には、
    「人の方へ茶を贈る時、持参することもあり、
    先だつて持せつかはすこともあり。
    濃茶 うす茶両種も、また濃茶一種も、
    また濃茶ばかり二種も、それぞれの心持しだいなり。
    薄茶は棗、中次の類なり。
    箱は桐にて、蓋はさん打なり。
    緒は付けず、白き紙よりにて真中をくヽりて封をする。
    封の三刀と云こと、秘事なり。大小は茶入に依て違べし。」
    とあるみたいです。

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